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大正時代に東北に芸術家たちが創ったユートピア「唯腕村」。 1997年3月、村の後継者・東一は美少女マヤと出会った。 自らの王国に囚われた男と、国と国の狭間からこぼれ落ちた女は、愛し合い憎み合い、運命を交錯させる。 過疎、高齢化、農業破綻、食品偽装、脱北者、……東アジアの片隅の 日本をこの十数年間に襲った波は、いやおうなくふたりを呑み込んでいく。 今の日本のありのままの姿を、著者が5年の歳月をかけて描き尽くした渾身の長篇小説!